2011年7月5日火曜日

楽しいことを考えるために、Facebook

はっきり正直に言ってしまうと、私はSNSにグチを書くのがキライだ。または書く人が不快だ。
「また終電逃した!キー」なんて自虐的に書くのはかわいくてよろし。
それではなく、結構具体的に(でも、なんとなくぼやかしながら)今の自分を被害者的位置において「あれが気に入らない」とか「なんでこうなの?」とか「いいかげんにしてもらいたい」とか書く人が、ダメ。わざわざ「友達」との場であるSNSに書かず、自分のブログにでも書けばいいのに。

書きたくなる気持ちは十分わかる。
けれど、SNSに書いても何にもならないし、不特定多数に読んでもらって同情を得たいならそれは気持ち悪い。もしくはそこまで考える能力がないことを露呈しているのも悲しい。不満や不安は、客観的に分析して解決法をつきつめていかないと、絶対に逃れられるものではない。それはつらい作業だけど自分でやらなくちゃいけないことで、SNSでつぶやいてごまかしている人は、それをやる勇気がなく他者に依存しようとしているところが、私の指針から大きく外れる。

というわけでSNS。○○なう、だけ日々ツイートするようなマメさのない私は、今回Facebookにものすごく書き込みをしている。たとえば診察を待っている時間。診察でショッキングなことを言われた帰りの電車の中。家に帰って一人になって「ああ私どうしよう病気になっちゃったよ~」と頭を抱えるそのとき。
これまで行った旅先でのエピソード、これから行きたい場所のこと、今考えている旅にまつわること、旅だけではなく、好きなもののこと、面白い思いつき、などなど。書いてるうちに、自然にオチもつく。それらを限られた文字数のFacebookにつぶやくことにした。

そうすると、文章をまとめているうちに涙は止まり、なんとなく気持ちのぐらつきもおさまるのである。インドはこうだった、チベットはああだった、私がどれだけ何が好きか、などなど、つとめて前向きなこと、つとめて希望的なことを、できるだけ気持ちを集中させて指先を動かして他人に読んでもらう形にする。これがなんとも言えず、精神安定剤になる。

楽しいことを考えたり、笑ったりすると、ナチュラルキラー細胞が増えて、免疫が上がるそうですが、私がFacebookでやっているのはなさに、ナチュラルキラー細胞量産大作戦。

というわけで、私のFacebookを目にしたみなさま、「うぜー」と思ったらスルーしてください。
そしてついSNSにグチを書いてしまうあなた、ぜひこの方法試してみてください。前向きに歩いていく気持ちになれること、請け合いです。

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