2011年7月4日月曜日

ボスと仕事仲間への相談

入院の日程が決まったその日、ボスを会議室に呼び出して予定を伝えた。
ボスとは長いつきあいなので、腫瘍がある話はなんとなく昔からしていた。
手術になりそうだということも、早めに伝えていたので
驚きもなく、じゃあその期間、チームでフォローできるように早めにみんなに伝えておいてねと言われた。

私はフリーランス契約で働いているので、非常にあやうい立場だ。
病気で会社にこれなくなっても、守ってもらえるものはない。
いつカットされてもおかしくない身。
しかしカットされない方法がある。それは、この人がいないとまずいと思ってもらえることだ。

話がそれるが、私は人から必要とされることが苦手だ。
過去、私を必要だと言った人は、だいたい私の「できること」に依存して、
私の自由を奪う傾向があったからだ。
誤解を恐れず言えば、私が「できること」必要としている人は、
他のことがたくさん出来る有能な人が多い。
そして、その人たちは、私の「できること」とそれを合致させてイケイケドンドンする。
なので、非常に面倒くさい。いきなり利害関係になだれ込んだりする。
なので、私は、人に必要とされるなんて、そんな不自由なこと真っ平だと思っている。
しかしそんな私が今、「私って役に立つでしょう~」と声高に叫ぶかのごとく、
仕事を手放さないように「必要とされる人間」になろうと必死になっているなんて、
世の中皮肉なものです。

そしてチームのメンバーに伝える。一番つきあいの古いS君には直接、
その後M君、K君にはメールを出す。
M君もK君も「大丈夫です!」と即返事を返してくれる。涙。

という感じで着々と準備を進める日々だった。

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